2017年5月27日に晴海埠頭で開催された第69回「東京みなと祭」に行ってきました。
いろいろなイベントが同時開催されていたのですが、普段あまり見ることのない珍しい船が一般公開されており、そちらをメインで回ってきました。
内部の写真も撮ることが出来たので、紹介を兼ねて載せていきます。
晴海埠頭へ向かっていくと東京オリンピックの工事が行われていました。
港に到着。
まずは東京海洋大学の練習船「海鷹丸」。
学生用のエリアと乗組員用のエリアが分かれているようでした。
操舵室です。計器が並んでいるさまがわくわくしてきます。
機関室も見学することが出来ました。入った途端駆動音と熱気が伝わってきました。
中央に大きな機械がありますが、これはおそらく主機関ではなく発電機関です。
主機関はもっと部屋の奥にあるようでした。(下のフロアに降りられないので良く見ることはできませんでした)
他にも学生個室の公開や可変ピッチプロペラの模型などが置かれていました。
次は海上自衛隊護衛艦「いかづち」。
見たことはありましたが、乗艦したのは初めてです。
艦橋と船首。艦橋の公開はしていませんでした。
後部甲板です。床にレールがついています。
また、後部甲板では航海科の方がラッパの演奏と手旗実演をしてくださっていました。
いかづちを後方から。
3つ目は東京都港湾局の浚渫(しゅんせつ)船「海竜」。
浚渫船とは海底に堆積した土砂を取り除く為の作業船で、海竜は航行しながら海底に下ろしたドラグアームにより土砂を吸い込む「自航ドラグサクション浚渫方式」の作業船だそうです。
船舶が多く錯綜する港での作業に適しています。
側面に付いている赤色のパイプ状のものがドラグアームです。
操舵室です。
操舵室から見下ろした泥倉です。
推進機構は可変ピッチプロペラ+360度旋回式プロペラだそうです。
模型も置かれていました。浚渫作業時はこのようにドラグアームを下ろすようです。
4つ目が海上保安庁の測量船「拓洋」。
深海地底や海流、潮流の測量など、海上・海中調査を行っているそうです。
操舵室です。撮影は禁止でしたが、後方で通信機器の見学を行うこともできました。
舷側に小型の測量船も搭載されています。
公開はされていませんでしたが、機関室を覗くことが出来ました。
こちらに4台写っているのは「ごんどう」という自律型潜水調査機器(AUV)です。
無人の潜水艇であり、プログラムされた経路にそって海底近くを潜航して深海の調査を行うそうです。
測量船が海上からセンサーを用いて測量を行うのと比べて、海底近くまで潜って近距離で測量を行うため精密な調査ができるそうです。
船内では工作チームの方が作成したごんどうのペーパークラフトが配布されていたので頂いてきました。
子供向けの作り方が書かれていますが、制作難易度は結構高いみたいです。
他にも水産庁の漁業取締船「照洋丸」が公開されていたようなのですが、時間の都合で見ることができませんでした。
さまざまな役割を持つ船があることを知るとともに、それぞれの構造の違いなどを見ることができ時間が経つのがあっという間でした。
また機会があれば是非見学をしてみたいと思います。