FlashPlayerサポートの終了

先日の12日にFlashPlayerは動作可能期限を迎え、すべての動作がブロックされるようになりました。
ブラウザ上でFlashを表示しようとすると下のようなロゴになってしまって表示されなくなってしまいましたね。



影響を受けるのはブラウザだけではなく、
ParaFla!とParaDrawも内部的にIE用のFlashPlayer（ActiveXコントロール）を使用しているため、機能に支障が出ます。
具体的な所を言うと

ParaFla!　⇒プレビュー、リアルタイムプレビュー等
ParaDraw　⇒作画画面全体

となり、ParaDrawは使用するのにはかなり致命的な感じになってます。
以下は引用です。

ParaFlaとParaDrawはブラウザ版（IE？）のFlash Playerを使っているようで、1月12日以降プレビューができなくなっていました。

pdr形式のファイルはSVGへ変換するツールがあるようなので、必要な場合データ引き上げが要りそうです。https://t.co/PdI8rwNn0u#danoni #flash #parafla pic.twitter.com/oWCMRT4CWR

— ティックル (@cw_tickle) January 13, 2021

ParaFla!やParaDrawを新規で使い始めることは無いにしても、（公式サイトも無くなってしまっているので）
これまでの制作資産を活用しようとして
　「Flashソースを少しだけ修正してから動画など別形式に変換したい」
　「pdrを画像形式で書き出ししておきたい」
というときにちょっと困るかもしれません。
本当はFlash終了までに何年も猶予があったのでその間にやっておくべき事だったのでしょうけど。

ただParaDrawは作画ツールなので、もしかしたらFlashとは関係なく使い続けたいという人もいるかもしれません。

今後できること

１）PCの日付を2021年1月12日以前にしてParaFla!・ParaDraw起動させる

FlashPlayer動作ブロックの時限装置をだますやり方です。
どうしてもParaFla!・ParaDrawを使いたい場合はこれが一番簡単かも？
毎回日付を変えるのが面倒なら「RunAsDate」という日付指定でプログラムを起動させるソフトを使うのも良いと思います。
試しにRunAsDateを使って2020年の日付でやってみたら無事に使える状態で起動させることができました。



（RunAsDateは昔にダウンロードしてあったものを使ったので、今はどうなっているか分かりません。ダウンロードと使用は自己責任でお願いします）

２）PDRはPDR→SVG変換ツールを使って移行する

くだらないお役立ち-PDR2SVG（Akkiiさん）で配布されている変換ツールを使ってSVGにすることができます。



動作ブロック機能がついていない過去バージョンのFlashPlayerをインストールするなどの方法もできそうですが、セキュリティ的には良くなさそうです。
ひとつずつ時代が変わっていく様をひしひしと感じますね……

ずっとParaFla!とParaDrawを使って創作してきたこともあり、ソフト自体が使えなくなってしまうのはかなりさみしい感じがするので、うまく使える方法があればいいなと思ったりします。


今回はここまで。